ボーン・コレクター (The bone collector)
鱗翅目の幼虫の大部分は、草食である。この規則を破る幼虫は、待ち伏せ型の捕食者であるハワイ・シャクトリムシのように、予期せぬ方法で行動する傾向がある。Rubinoffたちは、同じくハワイに生息し、昆虫の死骸を漁るもう一種の変わった幼虫について述べている。この「ボーン・コレクター」と呼ばれる幼虫は、クモの巣に生息し、クモが獲物とした昆虫の死骸のくずを食べる。おそらく発覚を避けるため、これらの幼虫は食用不適の廃棄部分で飾られた持ち運び可能な繭状のものを作る。この種はハワイ最古の島よりも500万年も古いが、現在ではオアフ島の1つの個体群しか確認されておらず、絶滅の危機に瀕している。(Sk,nk,kh)