黒色オオカミの加算点 (Black wolves’ leg up)
北アメリカでは、オオカミは通常、灰色または黒色の毛をしており、これらの色の比率は個体群にわたって異なっている。これらの毛色の遺伝的性質が明らかにされてきており、今では、黒色オオカミは、犬ジステンパー・ウイルスへの耐性にも関連する遺伝子に対してホモ接合型またはヘテロ接合型のいずれかであることがわかっている。Cubaynesたちは、北米全体からのデータ、特にイエローストーン国立公園の個体群(絶滅後再導入された個体群)からのデータを分析し、ウイルスが存在しない場合には灰毛のオオカミがより高い繁殖成功を収めるにもかかわらず、犬ジステンパーが蔓延する地域で、ヘテロ接合体の優位性と配偶者選択の好みが黒毛のオオカミにとって有利に働き、黒毛が維持されていることを見出した。(Sk,nk,kh)