タンパク質の単一分子読み取り (Single-molecule reading of proteins)
現代のDNA配列決定法では非常なハイスループット(高処理能)で単一分子を調べることができるが、タンパク質の配列決定では、典型的には集合技術を用い、比較的純粋な材料を大量に必要とする。Reedたちは、光学的チップに固定されたサンプル・タンパク質のペプチドのN末端の最初の数個のアミノ酸を認識する一連の標識タンパク質を作製した。一時的な結合によりスペクトル信号、会合速度と解離速度が得られ、末端アミノ酸を決定するのに用いることができる。単一分子上の複数のアミノ酸は, その末端に隣接するアミノ酸を次第に明らかにするタンパク質分解酵素を添加することによって, 次に読み取ることができる。(hE,ok,nk,kj,kh)