いかにして老化をまぬがれるか (How to cheat senescence?)
鳥や哺乳類に比べて、爬虫両生類、特にウミガメとリクガメは、加齢に伴う衰退の証拠をほとんど示さない、非常に長寿命の動物のよく知られた例である(AustadとFinchによる展望記事参照)。77種の爬虫類と両生類にわたる老化速度と寿命を比較することにより、Reinkeたちは、老化における相当なばらつきを見出し、自然におけるこれらの違いの推進力の一部を明らかにした。もう一つの論文で、Da Silvaたちは、動物園のウミガメとリクガメを研究し、制御された条件下ではごくわずかな老化しか起きないという明確な証拠を見出した。(Sk,kj)