どこでとまるべきか (Where to stop)
多くの渡りをする種は、1年にわたって信じられないほど長距離の渡りをする。多くの研究は、これらの動物たちがどのようにしてどこに行くべきかとどうやって戻るかを知るのかを理解することに焦点を当ててきており、ほとんどの研究は、動物たちがどのようにして道筋と方向を知るか(あるいは学ぶか)に焦点を当ててきた。しかしながら、同様に重要なことは、いつどこで渡りをとめるのかを、彼らがどのようにして知るのかということである。Wynnたちは、ヨーロッパヨシキリの1世紀にわたる脚輪および脚帯のデータを調べ、この鳥たちが繁殖地から数キロメートル以内に戻るための「停止標識」として地球磁場が地平面となす角度である伏角に依存していることを見出した。(Sk,ok,nk,kh)