北アフリカの太古の貝ビーズ (Early shell beads from North Africa)
貝ビーズは個人的同一性を特徴づけるために使われた、人類の前歴史時代の最も古い細工品の1つである。これらの存在はまた、我々ヒト科の祖先の認知能力が拡大しつつある兆しを示している。Sehassehたちは、モロッコのビズモウン洞窟の中石器時代遺跡で海生貝のビーズを発見している。このビーズは初期のホモ・サピエンスによって作られた14万2千年前のもので、この大陸で回収された中では今までのところ最も古いものである。北アフリカの中石器時代の期間を通じてのこのビーズの使用は、文化的継続性の明確な証拠を示すもので、また、南アフリカで得られた同時期の考古学的証拠と対照をなす、この時代におけるアフリカ大陸各地でのモザイク状の文化発展を示唆している、と著者たちは主張している。(Uc,MY,nk)