複雑さの進化的突発波 (Evolutionary pulses of complexity)
陸生植物の進化は、生殖構造の複雑さの増加によって特徴付けられてきた。Leslieたちは、古生物学的記録全体にわたる化石および現存する陸生植物の研究において、この増加の時間的様式を分析した。生殖の複雑さは大きく離れた2つの突発波の形で増加した。それらは生殖生物学上の重要な革新、すなわちデボン紀後期の種子の出現と、ほぼ2億5000万年後の白亜紀中期の顕花植物の出現、に対応している。花の起源の後、顕花植物の形態学的複雑さが急速に拡大した。動物の形態学的多様性が多くの点で進化の歴史の初期に拡大したのとは対照的に、植物の複雑さのほとんどは比較的遅く達成された。(Sk,nk)