秋が温暖化して、蝶が減少する (Warming autumns, fewer butterflies)
多数の最近の研究が、過去数十年間にわたる昆虫の広範囲に及ぶ減少を明らかにしてきた。蝶類も例外ではない。Foristerたちは、専門家と市民科学者の両方によって収集された3つの独立のデータセットを使い、蝶の個体数が過去40年間にわたって減少してきたことを見出した。減少の要因は複雑であるが、著者たちは気候変動、気温が上昇している夏が実際に個体数増加につながるにも関わらず、とりわけより温暖な秋の月間が、減少の大部分を説明していることを見出した。この研究は、気候変動の影響が知らぬ間に進行して、その結果が思いも寄らぬものになるかもしれないことを示している。(Uc,MY,nk,kh)