時を超えるだけでなく空間も超えて (Across time, but also across space)
化石、とりわけ海洋系から来た化石は、多様性パターンの経時的変化を見積もるために昔から使われてきた。しかしながら、化石はその出現においてとぎれとぎれであり、それ故にこのような時間的見積もりは、空間による変化を一般的に含んでいない。このような孤立的な調査は、パターンを単純化したり、さらには誤ってとらえる可能性を有している。Closeたちは時間と空間の全体に亘り、海洋の化石の多様性変化を測るために空間明確的な方法(spatially explicit approach)を用いた。彼らは、 現生生物系のように、サンゴ礁が多様性を増大させるのと同様に、多様性が空間の全域にわたって相当変化していることを見出した。この空間的-環境の変化に関する説明は経時的な多様性の研究に新たな光をあてることになるであろう。(Uc,KU,nk,kj,kh)