難民認定の遅れが就業の機会を減らす (Asylum delay reduces employment)
現在の難民危機は、難民が受入国の生活にどの溶け込んでいくかという点について、より良い理解を求めている。鍵となる融合の要素は、賃金の得られる労働である。Hainmuellerたちは、受入国政府の難民認定が通常より1年遅れた難民は、区分(性別とか言語とかいう)や出身にかかわらず、結果として就業機会を得ることが難しくなったことを発見した。この発見は、難民認定申請の遅い難民が、心理的に落胆してしまうパターンと一致する。このように、難民認定処置のスピードアップが、弱者である人々の経済的な可能性の道を開く賢明な政策であると考えられる。(Uc,KU,ok,nk,kh)