我々は一緒に働くだけで、離れて働かない (We only work together, not apart)
個々のタンパク質が単独では機能しないタンパク質複合体の進化は、大きな関心を集めている。相棒と一緒に新しい機能の獲得を目指すには、少なくとも2つのタンパク質が協調して進化する必要があるため、二倍に困難である。このようなプロセスを研究するために、Despresたちは酵母におけるシトシン・デアミナーゼ遺伝子を複製し、選択圧を用いてシトシン・デアミナーゼ複合体(ホモダイマー)に影響を与える機能喪失型変異を誘発した。彼らは、そのような多種のホモマー変異体の内、異なる変移が入ったホモマー同士で相棒を交換することにより、多くの有害な変異が補償され、元々の適応状態を維持することを見出した。これが、この複合体が進化する可能性のある変異の数を大幅に増加させた。(KU,kj.nk,kh)