不均等な影響 (Unequal impacts)
草食性は植物にとって主要な選択圧であり、植物は動物がその組織を食べるのを防ぐために、さまざまな物理的および化学的な適応を進化させてきた。しかしながら、同じ集団内の植物の間ですら、草食性からの圧力は大きく変わる可能性がある。Herbivory Variability Networkコンソーシアムは標準化された調査を用いて、5大陸、790ヵ所での集団内の草食性の変動を比較した。彼らは、緯度が下がるにつれて平均的な草食性が緩やかに増加し、それに伴って植物個々の間の変動が小さくなることを見出した。植物種が小型であるほど草食性の変動は大きくなり、系統学的な兆候も示した。これらの知見は、種による相互作用の変動が生態進化の結果にどのように影響するかを浮き彫りにしている。(KU,MY,kj,kh)