マイクロ波と光量子のもつれ (Entangling microwaves with optical photons)
量子計算、シミュレーション、計測などの応用のために、いくつかの技術基盤(プラットフォーム)が開発中である。それぞれの技術基盤は最適な性能を得るために異なる動作波長で動作する。応用技術のために実際にはいくつかの技術基盤を組み合わせることとなるが、それにはエネルギー不均衡の大きい技術基盤間で量子もつれを生成・共有する必要がある。Sahuたちは、マイクロ波(超伝導回路の動作波長)と光量子(長距離量子通信の動作波長)の間で量子もつれを生成できる電気光学素子を開発した。エネルギーのスケールで5桁以上異なる技術基盤間を橋渡しし、脆弱なもつれを維持することで、いくつかの技術基盤が組み合わさった量子システムを効果的に連携させる道筋を与えている。(Wt,nk,kj,kh)