アフリカにおける巨大草食動物の絶滅 (Megaherbivore extinctions in Africa)
人間の祖先が、アフリカの多様な大型哺乳動物群の絶滅の要因であった、という説が唱えられてきた。 Faith たちは、過去700万年近くにわたる東アフリカの草食動物群を分析して、この見解に異議を唱えている(Bobeと Carvalhoによる展望記事参照)。 大型草食動物(例えば、ゾウ、サイ、カバ)は、ヒト族(ホミニン)が動物組織を消費した証拠より100万年以上前の、約460万年前に減少し始めた。 大型草食動物の減少は、ヒト族によるのではなく、大気中の二酸化炭素の減少と大草原の拡大によって引き起こされたのかもしれない。(Sk,nk)