狂犬病の蔓延を食い止める(Stemming the spread of rabies)
狂犬病は幾つかの発展途上国において、今なお厄介な問題である。Zinsstagたちは、チャドの首都ンジャメナ(N'Djamena)での、以前行われた2つのワクチン接種推進運動の影響を調査した。この運動では約70%の犬が狂犬病のワクチン接種を受けた。この続けて行われた予防接種推進運動は、犬から犬への、および犬から人への狂犬病感染を低減した。推進運動後のンジャメナへの狂犬病の再発生は、予防接種がなされた地域内での感染持続よりも、ンジャメナ周辺地域のワクチン未接種犬により生じたらしい。このように、集団予防接種の取り組みは、この致死的病気で苦しんでいる地域で、狂犬病を食い止めるのに役立つ可能性がある。(MY,nk)