AbstractClub - 英文技術専門誌の論文・記事の和文要約 |
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Keith Baker, Philips Applied Technologies DSE
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 1, pp. 4-8 , January-March 2007
近年開発されたセンサーに基づいた実験により、マルチメディア研究の新しい方向性が示されている。SFで紹介されるようなモバイルコミュニケーションや医療画像解析と比較して、著者は電磁スペクトラム研究の機会とリスクについて述べる。
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Susanne Boll, University of Oldenburg
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 1, pp. 9-13 , January-March 2007
ウェブ2.0は近年注目を集める技術分野である。特にGoogleのYouTube買収は注目を集めた。多くのウェブ2.0アプリケーションでメディアに対する強い関心があるとして、マルチメディア(研究)及びウェブ2.0が共通して持つものが何か、この2つの分野が融合しうるのはどこか、そしてこれら2つの技術分野がお互いにどのように貢献できるのかについてマルチメディアの視点から質問を投げかける。
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David G. Stork, Ricoh Innovations Marco F. Duarte, Rice University
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 1, pp. 14-18 , January-March 2007
3本の論文からなる本シリーズでは、コンピュータビジョン、画像解析、そしてパターン認識の分野から導入された様々な方法が、どのようにして視覚芸術(visual art)に適用され、これにより美術史における質問にどのように答えるかを紹介する。本稿はシリーズ最後の論文であり、David Storkが物体形状の記述方法について議論する。彼は形状の定量化及び形状解析分野における課題について概説し、形状比較のための手法が、どのようにして絵画の比較に用いることができるのかを説明する。例えばどのようにして複製が作成されるのかなどについて解説する。
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Utz Westermann, University of California, Irvine Ramesh Jain, University of California, Irvine
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 1, pp. 19-29 , January-March 2007
マルチメディアにおいてイベントとは遍在的なものであるにもかかわらず、これまで共通のイベントの概念は定義されてこなかった。マルチメディアプレゼンテーションフォーマット、プログラミングフレームワーク、及びデータベース、更にはeChronicles、life log、Event Webなどのような次世代マルチメディアアプリケーションにイベントは現れる。マルチメディアのための共通のイベントモデルは、これら全てのアプリケーションのための統一された基盤として働く。
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Mubarak Shah, University of Central Florida Omar Javed, Object Video Khurram Shafique, Object Video
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 1, pp. 30-39 , January-March 2007
本稿では、我々がKnightと呼ぶ自動化された監視システムを紹介する。このシステムは既に鉄道セキュリティから法の執行まで様々な実世界シナリオで展開されている。また監視システムの開発における課題についても議論し、これらの課題を克服するためにKnightで実装されたいくつかの解法についても紹介する。非拘束環境においてKnightの性能を評価する。
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Alamin Mansouri, University of Burgundy Alexandra Lathuili?re, University of Burgundy Franck S. Marzani, University of Burgundy Yvon Voisin, University of Burgundy Pierre Gouton, University of Burgundy
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 1, pp. 40-47 , January-March 2007
マルチスペクトラムカメラとLCDプロジェクタを利用した両眼立体視システムでは、マルチスペクトラム情報を利用して三次元オブジェクトの再構成を行う。三次元でのデータ点を、スペクトル反射率(spectral reflectance)を表す曲面と対応付ける事により、このシステムは、照明、観測者、及び観測デバイスに非依存な形式で、オブジェクトの表面材質を物理的に表現する。
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Hasan Sarper, Cyprus International University Isik Aybay, Eastern Mediterranean University
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 1, pp. 48-60 , January-March 2007
我々は、ビデオオンデマンド(video-on-demand: VoD)システムのための、ピアツーピアLANクライアントにおけるバックエンドバッファーシステムモジュールを開発した。本研究の目的は、ユーザが感じるビデオプレイバックの停止回数及び停止時間の最小化である。またこれにより性能を向上させつつコストを最小化する。シミュレーションの結果は、我々のシステムが、典型的なVoDシステムと最新のVoDシステムのいずれをも上回る性能を持つことを示している。
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Konstantinos Moustakas, Aristotle University of Thessaloniki, Informatics and Telematics Institute, Thessaloniki Georgios Nikolakis, Aristotle University of Thessaloniki, Informatics and Telematics Institute, Thessaloniki Konstantinos Kostopoulos, Aristotle University of Thessaloniki, Informatics and Telematics Institute, Thessaloniki Dimitrios Tzovaras, Aristotle University of Thessaloniki, Informatics and Telematics Institute, Thessaloniki Michael G. Strintzis, Aristotle University of Thessaloniki, Informatics and Telematics Institute, Thessaloniki
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 1, pp. 62-72 , January-March 2007
視覚データを触覚データに変換するための力場触覚レンダリング法を紹介する。この方法には、特殊な三次元マップモデルを力場に変換するための新しいフレームワークを含む。最終的な力場は、動きからの構造復元法と非明示的表面近似アルゴリズム(implicit surface approximation algorithm)を用いて生成する。視覚障害者はこのシステムで触覚を利用することで、地図上でのナビゲーション法を学習することができる。
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Guijin Wang, Sony, Japan Satoshi Futemma, Sony, Japan Eisaburo Itakura, Sony, Japan
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 1, pp. 74-82 , January-March 2007
本稿では、単一の送信ノードからの、多数のクライアントノードに対するビデオデータ配信に関する問題を取り扱う。各クライアントが最適性能を実現するために、アプリケーション層のマルチキャストを利用したオーバーレイネットワークの展開を利用した、拡張性の高いフィードフォワード型誤り修正に基づいた多重記述コーディングパケット化法を提案する。
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Onur K???ktun?, Bilkent University Ugur G?d?, Bilkent University ?zg? Ulusoy, Bilkent University
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 1, pp. 83-89 , January-March 2007
著者は、時空間、セマンティック、及び低次特徴によるクエリを統合的にサポートするビデオデータベースシステムBilVideoを開発した。このシステムの更なる開発として、ユーザにクエリを英語で定式化させるためのユーザインターフェースに基づいた自然言語処理を紹介し、このようなインターフェースを用いる利点について議論する。
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Peter Saint-Andre, XMPP Standards Foundation
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 1, pp. 90-94 , January-March 2007
インスタントメッセージ(instant messaging: IM)は実時間コミュニケーション及びオンラインコラボレーションのための強力なツールである。IMは、最初はテキストによるコミュニケーションにフォーカスしていたが、マルチメディアを扱える機器が普及したことにより、IMをマルチメディアインタラクションできるように拡張することが注目を集めている。Jabberは、この目的のためのオープンな標準に基づいたアプローチである。Peter Saint-Andreの論文によると、新しいJabberの拡張機能はJingleと呼ばれるマルチメディア拡張を与えるものである。
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Michael Hausenblaus, Joanneum Research Frank Nack, LIRIS, University of Claude Bernard Lyon 1
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 2, pp. 1, 4-7 , April-June 2007
マルチメディアは常にインタラクション性を追求してきた。しかしインタラクションは、長きにわたり“クリック、選択、消費”としてとらえられてきた。本稿は次世代インタラクションの潜在的能力と課題について議論する。これによりユーザはマルチメディア空間に没入し、それを自分たちのためにカスタマイズすることができる。マルチメディアコンテンツの消費と生産はお互いに融合し、反射的及び直接インタラクティブな工程になる。
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Charles M. Falco, University of Arizona
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 2, pp. 8-11 , April-June 2007
我々は科学を理解するために、常々芸術の助けを借りている。しかし科学もまた芸術を理解するべきである。David Hockneyは著書“知識の秘密”を書いた時、偉大な画家の秘密の画法を“再発見”したのである。そこで彼は次のように断言している。“15世紀初めから欧州の芸術家は、よりリアルな現実の投影としての絵画を描くために光学を利用してきた。すなわち鏡とレンズ、もしくはこれらの組み合わせである”。彼はまた、多数の学術分野における研究の新たな方向性にモティベーションを与えるための議論を活発に行った。彼が検討した学術分野には、芸術史、光学、画像解析その他が含まれる。Charles Falcoは後にHockneyの発見を科学的に証明したと主張している。“芸術的メディア”に関する3本の論文でDavid Storkは、絵画の解析のためのコンピュータ画像処理アプリケーションを紹介する。これにより前記の課題のいくつかに取り組んでいる。本稿で著者は彼の発見とその主張の論理的防衛を試みる。
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Frank Nack, LIRIS, University of Claude Bernard Lyon 1
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 2, pp. 12-15 , April-June 2007
6年間続いたFrank Nackによるメディアインパクト特別欄の最後のコラムを紹介する。メディアコンテンツがどのようにして、コミュニティを含む全ての人に影響を与えるかを考える。
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Erich Bruns, Bauhaus-University Weimar Benjamnin Brombach, Bauhaus-University Weimar Thomas Zeidler, Bauhaus-University Weimar Oliver Bimber, Bauhaus-University Weimar
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 2, pp. 16-25 , April-June 2007
本稿で著者はPhoneGuideと呼ばれるミュージアムガイドシステムを紹介する。これは広く普及したカメラ付携帯電話を、機器上でのオブジェクト認識と広く普及したトラッキングと共に用いるものである。このシステムにより、ミュージアム来訪者に対して、位置適応的、且つオブジェクト適応的なマルチメディアコンテンツを提供する。またこのシステムは高い拡張性を持ち、ミュージアムの多くのオブジェクトをカバーすることができる。
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Hao Jiang, Simon Fraser University Ze-Nian Li, Simon Fraser University Mark S. Drew, Simon Fraser University
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 2, pp. 26-37 , April-June 2007
散乱背景を持つ画像もしくはビデオにおける人物の姿勢認識のための連続凸化(successive convexification)を利用した画像マッチング法を提案する。この方法では、画像の局所特徴を利用することで、外観の変化が大きい場合にも高精度に人物領域のマッチングを行う。
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Karl F. MacDorman, Indiana University Hiroshi Nobuta, Wakayama University Satoshi Koizumi, Advanced Telecommunications Research Institute Hiroshi Ishiguro, Osaka University
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 2, pp. 38-49 , April-June 2007
本稿で著者はデジタル都市監視(Digital City Surveillance)と、地下鉄駅での人の活動をモニターするために彼らが開発した複数カメラによる校正を必要としない人の挙動認識法について議論する。
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W.-P. Ken Yiu, Hong Kong University of Science and Technology Xing Jin, Hong Kong University of Science and Technology S.-H. Gary Chan, Hong Kong University of Science and Technology
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 2, pp. 50-59 , April-June 2007
インターネットを介した大規模なマルチメディアストリーミングでは、大量のサーバ及びネットワークリソースが必要とされる。従来のクライアント?サーバ方式のアプローチでは、リクエストを出したクライアントとサーバとの間に専用のストリームを設定していた。この方式は大量のリソースを必要とし、且つ拡張性が低い。ネットワークの末端ノードであるクライアントPCは、今日では広帯域の通信能力と計算能力を持っているため、ピアツーピア技術により、メディアストリーミングアプリケーション開発に新たな脚光を与えることができるだろう。さらに、メディア供給側のピアの位置決めとコンテンツデリバリ経路のメンテナンスが、この分野における2つの大きな課題である。
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Giancarlo Fortino, Universit? della Calabria, Italy Wilma Russo, Universit? della Calabria, Italy Carlo Mastroianni, Italian National Research Council Carlos E. Palau, Universidad Politecnica de Valencia, Spain Manuel Esteve, Universidad Politecnica de Valencia, Spain
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 2, pp. 60-71 , April-June 2007
本稿で我々は、Comodinと呼ばれるコンテンツ配布ネットワーク(content distribution network: CDN)に基づいた、協調的メディア視聴サービスのためのシステムを提案する。特に、このシステムはインターネットに基づいた、eラーニング及びeエンターテイメントのためのインタラクティブなメディアサービスを可能にするものであり、特定のクライアントグループに対して、遠隔メディアの共同視聴と、共同制御を可能にするものである。
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Joseph A.I. Thomas-Kerr, University of Wollongong, Australia Ian S. Burnett, University of Wollongong, Australia Christian H. Ritz, University of Wollongong, Australia Davy De Schrijver, Ghent University-IBBT, Belgium Rik Van de Walle, Ghent University-IBBT, Belgium Sylvain Devillers, France Telecom
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 2, pp. 72-77 , April-June 2007
ユニバーサルマルチメディアアクセス(Universal Multimedia Access: UMA)により、ユーザは、利用するデバイス、コンテキスト、及びプリファレンスなどのニーズに沿ったマルチメディアコンテンツの適応的配信を受けることができる。UMAの中心となるのは、マルチメディアリソース記述のためのメタデータ標準の策定であり、これにより上記の適応性が得られる。本稿では、ビットストリームシンタックス記述言語(Bitstream Syntax Description Language: BSDL)の開発について報告し、拡張性の高いコンテンツ適応、フォーマット非依存ストリーミング、及び配信及び構成可能なメディアコーディングについて紹介する。
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Kongwah Wan, Infocomm Research Xin Yan, Infocomm Research
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 2, pp. 78-82 , April-June 2007
スポーツコンテンツに対する広告の挿入を考えるとき、従来の放送に比べ、ウェブコンテンツ配信方式が持つ利点と課題について述べる。
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Maria Miranda, Macquarie University Norie Neumark, University of Technology, Sydney
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 1, 4-5 , July-September 2007
本稿のArt Beatトピックでは、ネットワーク上の芸術ポータルであるTurbulenceを題材としてネットワーク化された芸術について検討する。TurbulenceのHelen ThoringtonとJo-Ann Greenは、彼らのブログでネットワーク化された芸術について議論し、そこでネットワーク化された芸術の大規模なアーカイブを提供している。同じくBarbara Campbellの1,001 Nights Castは持続的なネットワーク化された芸術に関するプロジェクトである。ウェブ2.0に興味を持つマルチメディア研究者であれば、芸術家がその成果をウェブ上で共有し検索可能な状態にするためのテンプレートもしくは標準の開発に力を貸したいと考えるかもしれない。このような活動は、特定のソフトウェアが市場から消えるとき、そのソフトウェアで作成したファイルが新しいバージョンのソフトウェアで閲覧できるか、そのソフトウェア自体が新しいバージョンに含まれるかして、ファイルフォーマットに依存しないでファイルの閲覧ができることを保証することにも役立つだろう。
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Tammi Titsworth, IEEE Computer Society
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 6-7 , July-September 2007
全米放送協会(National Association of Broadcasters: NAB)のカンファレンスで紹介された、興味深い技術のハイライトと、マルチメディア関連の発明を紹介する。本稿ではモバイル機器及び新しい視聴実験についてフォーカスする。
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Helen Varley Jamieson
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 8-10 , July-September 2007
本稿で著者はUpStageと呼ばれるニュージーランドで開発されたソフトウェアプラットフォームについて議論する。これはオンラインの芸術創作活動を助けるためのものである。
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Yong Rui, Microsoft China Research and Development Group Ketan Mayer-Patel, University of North Carolina at Chapel Hill Wolfgang Klas, University of Vienna
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 12-13 , July-September 2007
ゲスト編集者によるACMマルチメディア2007カンファレンスでの最優秀論文の選考についての議論。
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Winston H. Hsu, National Taiwan University Lyndon S. Kennedy, Columbia University Shih-Fu Chang, Columbia University
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 14-22 , July-September 2007
ほとんどのセマンティックビデオ検索法はテキスト情報としてのキーワードクエリか、サンプルビデオクリップもしくはサンプル画像を用いる。しかしこのような方法には限界がある。本稿で著者は、画像及びビデオ検索のための2つの再ランク付け処理を紹介する。これらの方法は、最初のテキスト情報のみを用いた検索結果を、画像特徴とコンテンツの類似性に基づいて自動的に再ランク付けする。
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Ritendra Datta, The Pennsylvania State University Weina Ge, The Pennsylvania State University Jia Li, The Pennsylvania State University James Z. Wang, The Pennsylvania State University
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 24-35 , July-September 2007
新しい統計的モデル化法とWordNetオントロジーを組み合わせることで、直接検索のための自動画像タグ付けを用いた有望な新しいアプローチを提案する。
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Wei-Ta Chu, National Taiwan University Jun-Cheng Chen, National Taiwan University Ja-Ling Wu, National Taiwan University
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 36-45 , July-September 2007
タイル化スライドショー(Tiling Slideshow)システムは、一般ユーザの写真を自動的に整理し、新しい視聴覚プレゼンテーションを与えるものである。ユーザが選択した音楽と同じペースで写真を切り替えて表示し、これにより新たな閲覧経験をユーザに与える。従来の写真スライドショーに比べ、提案手法は、より密に音楽と写真を協調させ、これにより、ライブ感のある閲覧経験をユーザに提供する。
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Peter Knees, Johannes Kepler University Linz Markus Schedl, Johannes Kepler University Linz Tim Pohle, Johannes Kepler University Linz Gerhard Widmer, Johannes Kepler University Linz
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 46-54 , July-September 2007
我々がnepTuneと呼ぶ音楽リポジトリのインターフェースを開発した。これは任意のデジタル音楽ファイル集をユーザが自由に閲覧するための仮想景観(virtual landscape)であり、音声信号から自動的に特徴を抽出し、部分楽曲をクラスタリングする。このクラスタリングは、三次元の島状の景観を実現するのに役立つ。
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Qiong Yang, Microsoft Research Asia Chao Wang, University of Science and Technology of China Xiaoou Tang, Microsoft Research Asia Mo Chen, Tsinghua University Zhongfu Ye, University of Science and Technology of China
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 56-66 , July-September 2007
画像切り出しと抽出に関してユーザの制御性を高めるために、プログレッシブカットを提案する。これは、ユーザインタラクションをグラフカットフレームワーク中で明示的にモデル化するものである。ユーザ意図の3つのアスペクトを、オブジェクト切り出しシステムに取り込むことで、我々のアルゴリズムはより少ない工程数でより早くより正確な切り出しを実現する。
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Ketan Mayer-Patel, University of North Carolina at Chapel Hill David Gotz, IBM T.J. Watson Research Center
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 68-83 , July-September 2007
線形メディアオブジェクトのストリーム配信はインターネットで一般的なものとなった。三次元モデルや可視化データベースなどのインタラクティブな非線形メディアオブジェクトのストリーム配信は困難な課題であることが判っている。Channel Set Adaptation: CSAフレームワークはクライアントから、標準的な放送もしくはマルチキャストのjoinとleaveの操作を利用することで、インタラクティブアプリケーションのためのカスタム化されたデータフローの要求を受ける。CSAは、インタラクティブなデータアクセスをクライアントに保証しつつ、大規模なユーザグループでの利用のために拡張可能である。
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Domenico Prattichizzo, University of Siena Mauro Barni, University of Siena Gloria Menegaz, University of Siena Alessandro Formaglio, University of Siena Hong Z. Tan, Purdue University Seungmoon Choi, Purdue University
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 84-91 , July-September 2007
触覚を利用したアプリケーションへの注目が集まるにつれ、触覚を利用したデジタルメディアがすぐに広まると考えられるようになった。またそれゆえに、デジタル触覚データの誤用を避けるための技術が必要になるだろうと考えられる。本稿では、触覚インターフェースを通じてデジタルウォーターマークや隠された信号を知覚する人間の能力に関して心理物理実験を行った結果を示す。
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Weiqiang Liang, Shanghai Jiao Tong University Wenjun Zhang, Shanghai Jiao Tong University Dazhi He, Shanghai Jiao Tong University Yunfeng Guan, Shanghai Jiao Tong University Yao Wang, Shanghai Jiao Tong University Jun Sun, Shanghai Jiao Tong University
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 92-97 , July-September 2007
世界中のTV視聴者は高品質なデジタル放送を楽しみたいと考えている。世界最大のTV市場である中国では、デジタル地上波放送標準(Digital Terrestrial Television Broadcasting Standard: DTTB)を策定した。これは単に高品質なデジタル放送を地方及び都市部に届けるだけでなく、モバイルTVも実現するものである。モバイルTVは、バス、タクシー、そしてさらには高速な磁気浮上式大量輸送システムにおいてもTVの視聴を可能にするものである。DTTBは2008年北京オリンピックの期間中に利用される予定であり、中国全体でも大規模なDTTB標準への遷移が起きると考えられる。
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Stuart P. Stenton, Hewlett-Packard Laboratories Richard Hull, Hewlett-Packard Laboratories Patrick M. Goddi, Hewlett-Packard Laboratories Josephine E. Reid, Hewlett-Packard Laboratories Ben J.C. Clayton, Hewlett-Packard Laboratories Tom J. Melamed, Hewlett-Packard Laboratories Susie Wee, Hewlett-Packard Laboratories
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 98-105 , July-September 2007
撮影・録音・作成された画像、音声、ビデオなどのポータブルな利用ができない今日の状況で、はたしてこれらのメディアをフルに活用して、新しいエクスペリエンスやアプリケーションの探索を行うことは可能だろうか?この考えに基づいて、HP研究所では、MediascapesもしくはMscapesと呼ばれるプロトタイプ技術を開発した。Meidascapeはコンテキスト適応的なマルチメディアエクスペリエンスであり、物理的な位置などの利用者のコンテキストに基づいたマルチメディアコンテンツのトリガーを行うものである。類似のコンセプトが既にあちこちでばらばらに提案されているが、Multiscapesはそれらとは全く違った新しいエクスペリエンスをユーザに提供できると信じている。詳細はMediascapeに来て確認してほしい。
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Jaime Gomez, University of Alicante Jose Luis Vicedo, University of Alicante
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 106-107 , July-September 2007
本稿で著者は、次世代マルチメディアデータベース検索に関する人間中心のアプローチを提案している本のレビューを行う。
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David Stork, Stanford University Marco Duarte, Rice University
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 108-109 , July-September 2007
コンピュータ画像解析と芸術に関するCharles Falcoの論文のいくつかのポイントについて、本稿で著者らはコメントを加え、反論を試みる。
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Ramesh Jain, University of California, Irvine
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 3, pp. 112, 111 , July-September 2007
画像、ビデオ、及び写真の検索に関して主要な検索エンジンが持つ非常に実際的な課題を指摘し、画像品質と検索プロセスの向上について再考するための具体的な方法を提案する。
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Sherre DeLys, ABC Pool John Jacobs, ABC Pool Brogan Bunt, University of Wollongong Marius Foley, RMIT University, Melbourne
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 4, pp. c2, 1, 4 , September-December 2007
本稿では、オーストラリア公共放送のオープンスタジオウェブプロジェクトの黎明期についてレビューを行う。このレビューは、ソフトウェア開発者とウェブメディアメーカーに、オープン且つ応答の良いコミュニティ構築を助けるソフトウェアと協働的構造の必要についての重要案件を明らかにした。本プロジェクトはDrupalで働くソフトウェア開発者の興味の対象となるだろう。
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George Poonkhin Khut
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 4, pp. 5-7 , September-December 2007
George Khutは心臓形態学(Cardiomorphologies)にいて経験に基づいたアプローチを取った。これは主観性が物理的に実体化される様を検討するインタラクティブな芸術である。またこれは、芸術家、プログラマー、研究者、そして観衆がどのように協調できるかについて考える方法を与えるものであり、インタラクティブ芸術を形づけるものである。
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Aman Kansal, Microsoft Research Suman Nath, Microsoft Research Jie Liu, Microsoft Research Feng Zhao, Microsoft Research
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 4, pp. 8-13 , September-December 2007
ウェブ2.0は近年発達してきたアプリケーションとユーザインタラクションのためのパラダイムである。本稿では、マイクロソフトの研究者である著者らがSenseWebの開発について議論する。これは集団として機能するセンサーネットワーク環境であり、日常の意思決定に利用することができる。
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Susanne Boll, University of Oldenburg
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 4, pp. 14-19 , September-December 2007
あなたがセマンティックアノテーションの研究者で、写真に対して自動で名前、場所、イベントのアノテーションを行うことを目的としている、としよう。そして、この時あなたは孤独に一人で作業を行うのではなく、他のグループのデータセットとあなたの結果をベンチマークしたい、もしくはサードパーティの方法を利用したいと考えているとしよう。残念ながら現在この分野では、データ、方法、モデル、そしてアルゴリズムを共有し再利用するための適用範囲の広い標準も、手順も存在しない。これこそ我々が変えねばならない現実である!
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Nevenka Dimitrova, Philips Research
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 4, pp. 20-21 , September-December 2007
ゲスト編集者が本特集号に含まれる論文について議論し、表題の分野の技術トレンド、課題、及びチャンスについて解説する。
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Yijuan Lu, University of Texas at San Antonio Qi Tian, University of Texas at San Antonio Maribel Sanchez, University of Texas at San Antonio Jennifer Neary, University of Texas at San Antonio Feng Liu, University of Texas at San Antonio Yufeng Wang, University of Texas at San Antonio
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 4, pp. 22-31 , September-December 2007
本稿では、ハイブリッド判別分析と呼ばれるハイブリッド次元削減法を提案する。これは、主成分分析と線形判別分析を、遺伝表現データの学習のための統一的なフレームワークに統合するものである。この柔軟な手法により計算複雑性も低減することができる。80のマイクロアレイ実験によりこの手法及びブーストハイブリッド解析手法を試験する。
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Dan Valente, Cold Spring Harbor Laboratory Haibin Wang, Cold Spring Harbor Laboratory Peter Andrews, Cold Spring Harbor Laboratory Partha P. Mitra, Cold Spring Harbor Laboratory Sigal Saar, City College of New York Ofer Tchernichovski, City College of New York Ilan Golani, Tel Aviv University Yoav Benjamini, Tel Aviv University
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 4, pp. 32-41 , September-December 2007
ニューロサイエンス分野での研究では、動物の挙動を定量化することは実験結果の解釈のために非常に重要であり、また実験の再現性を確保するためにも重要である。またこれにより、神経システムにおける遺伝子型?表現型の関係に対するより完全な理解が得られる。スループットの大きい実験では、挙動データの自動取得と自動解析が必要とされてきており、このためマルチメディアシステムが、行動ニューロサイエンスにおけるツールキットとして必要不可欠なものになってきている。
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Melina Brell, University of Oldenburg Andreas Hein, University of Oldenburg
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 4, pp. 42-51 , September-December 2007
conTACTと呼ばれる三次元マルチモーダルコンピュータ支援型手術のための新しいコンセプトを紹介する。従来のコンピュータ支援型手術と対照的に、我々のシステムは外科医に関する情報を明示的に用いることで人?機械インタラクションを拡張する。人間の神経科学的な振る舞いも評価し、手の表面から得られた触覚信号を通じて手術を支援する三次元情報を伝達する方法を示す。
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Wamiq M. Ahmed, Purdue University Arif Ghafoor, Purdue University J. Paul Robinson, Purdue University
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 4, pp. 52-62 , September-December 2007
高スループット生物学的画像データの検索及び解析のための複数層アーキテクチャ及び時空間モデルを紹介する。この解析は高次処理と低次処理に分けられる。低次処理では、画像領域分割、トラッキング、及びオブジェクト認識などを行う。高次処理では、有限状態マシンに基づいたモデル及びペトリネットに基づいたモデルを用いて時空間イベント認識を行う。
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Frank J. Seinstra, University of Amsterdam Jan-Mark Geusebroek, University of Amsterdam Dennis Koelma, University of Amsterdam Cees G.M. Snoek, University of Amsterdam Marcel Worring, University of Amsterdam Arnold W.M. Smeulders, University of Amsterdam
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 4, pp. 64-75 , September-December 2007
より多量のストレージ空間を必要とするデジタルビデオの利用が増えるにつれ、グリッドコンピューティングはマルチメディアコンテンツ解析の喫緊の問題に必要不可欠なものとなってきている。Parallel-Horusはマルチメディアグリッドコンピューティングにおけるアプリケーションサポートツールであり、クラスタ及びグリッドにおける効率的なシーケンシャルプログラムとしてのマルチメディアアプリケーションの実装を助けるものであり、大域マルチメディアサービスに基づくものである。
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Gerard Lacey, Trinity College Dublin Donncha Ryan, Haptica Derek Cassidy, Haptica Derek Young, Haptica
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 4, pp. 76-87 , September-December 2007
我々のmixed-realityプラットフォームは、最小侵襲手術を行う外科医の訓練を助け、彼らの能力を客観的に評価するものである。このプラットフォームでは、複数カメラにより患者マネキン内の立体視により、未修正手術器具の三次元位置を計測する。この情報を用いてmixed-realityとコンピュータ補助による学習システムを駆動し、外科手術能力の客観的な指標を与える。
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Hari Kalva, Florida Atlantic University Jae-Beom Lee, Sarnoff Research Labs
IEEE Multimedia, Vol. 14, No. 4, pp. 88-91 , September-December 2007
高品質なオンラインビデオサービスを実現するためには、ビデオコーディング性能の向上が必要である。ビデオ圧縮標準であるVC-1は、オンラインビデオサービスを主な目的として開発されたものであり、DVDフォーラムでハイデフDVDのために採用されている。VC-1は、衛星テレビ、IPセットトップボックス、ハイデフDVDレコーダーなどでの利用が期待されている。
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