過去のパルス (Pulses of the past)
大気中に放出され、百年の時間規模で発生する二酸化炭素の爆発的発生は、最終氷期循環の寒冷期の間で観察されたが、それより過去でもより温暖な条件でも見られなかった。Nehrbass-Ahlesたちは、南極ドームC氷床コア採取(Ice Coring in Antarctica Dome C)のヨーロッパ・プロジェクトから読み取られた二酸化炭素濃度の記録を報告している。それは、このような二酸化炭素の急激な上昇が330,000から450,000年前の間の寒冷期と温暖期の双方の期間で発生したことを示している。彼らは、このようなパルスを氷床からの淡水排出によって引き起こされた大西洋子午面循環の中断に関連づけている。もし、地球温暖化がまた、この海洋循環パターンを途絶えさせるならば、このような急激な二酸化炭素の増加は将来も発生する可能性がある。(Uc,KU,kj,kh)