最大の異常発生 (The biggest bloom)
北大西洋の中央にあるホンダワラ属海藻の流れ藻は、15世紀にクリストファー・コロンブスによって最初に報告された。 これらの流れ藻は、大量に存在しているが、最近までは限定的で不連続であった。 しかしながら、Wang たちは、2011年以降このマットが密度と空間的範囲を増大させ、西アフリカからカリブ海およびメキシコ湾に及ぶ8850キロメートルの長さの帯を発生させたと報告している(Gower と King による展望記事参照)。 これは、世界最大の大型藻類の異常発生となる。 そのような頻発する異常発生は、新たな常態になるかもしれない。(Sk,kh)
- ホンダワラ属:小さな浮嚢を有する海藻で、外洋に浮遊する種のものは、広範囲の海表面を高密度で覆いつくす流れ藻を形成することがある。