AbstractClub - 英文技術専門誌の論文・記事の和文要約 |
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Richard A. Matzner, H. E. Seidel, Stuart L. Shapiro, L. Smarr, W.-M.Suen, Saul A. Teukolsy, J. Winicour p.941
一般相対性理論におけるEinsteinの方程式を数値的に解くことにより、ブラックホールの衝突 と結果として生ずる重力波輻射について研究するために、プラックホールの連星系を形成した 。正面衝突におけるプラックホール表面の位置が詳細に決定され、ここではそれについて記述 されている。明らかになった幾何的な特徴が、重力相互作用しているブラックホール領域に内 在する時空の曲率の点からの解析と説明とともに、与えられている。この曲率は、ブラックホ ール表面に付随する事象の地平の形成と進化において、直接的で重要な、かつ、解析的に説明 可能な役割を演じている。H. Kuwahara, Y. Tomioka, A. Asamitsu, Y. Morimoto, Y. Tokura p.961
外部磁場により発生する電子的な一次相転移(金属から絶縁体へ)を、Nd1/2Sr1/2MnO3におい て発見した。ある定まった温度において、外部磁場の増加と減少の間に、明瞭な履歴が観察さ れた。履歴現象領域は、温度に精密に依存し、また、温度の減少とともに激烈に拡大すること が認められた。これは恐らくは、一次相転移に対する熱的揺らぎ効果の抑止の結果であろう。 この現象は滅多にはみられないものの、これは絶対温度0度近傍の低温における一次相転移の 一般的な特徴と考えられる。